ふわっふわのおヒゲに覆われた、最高品質のトムテたち

北欧に古くから伝わる、小さな妖精トムテ。

Asas Tomtebod（オーサトムテボッド）はスウェーデンの工房なのでここでは「トムテ」と呼びますが、フィンランドでは「トントゥ」、ノルウェーやデンマークでは「ニッセ」、その他ヨーロッパなどでは「ノーム」とも呼ばれています。

トムテは屋根裏や納屋に住みつき、その家や家族を守ってくれる守り神のような存在と言い伝えられています。

性格は優しく温厚で働きもの。クリスマスにはサンタクロースのお手伝いとしても働きます。

だけどこのトムテ、大事に扱われなかったりして機嫌を損ねると、いたずらをしたり家から出て行ったりしちゃうんですって。

なので、北欧の家庭ではトムテへのお礼として、クリスマスになるとトムテの好物であるミルク粥をお供えするのだそう。

ミルク粥って日本ではあまり馴染みがないかもですが、レシピを調べてみたら魔女の宅急便のオソノさんのミルク粥がヒットしました。よし、今年はちゃんと我が家のトムテたちにもミルク粥をふるまうとしよう。とりあえず、おやつをどうぞ...！

現代ではいろんなトムテがいますが、オーサトムテボッドのトムテは恥ずかしがり屋なため、目元が見えないほど帽子を深くかぶり、顔が見えないほどお髭もふっさふさ。

髭もじゃっぷりがかわいくて、見てるとほっこり癒されますね。

お髭がほんとにふぁっさふぁさなので、手に取るとつい「ほこり取りに良さそう...」なんて思ってしまいますが、そんなことしたら大変！トムテが怒って出て行っちゃうので、どうぞ丁重に扱ってあげてください。

足元まで覆うたっぷりの髭は、希少なゴットランドシープやアイスランド、オーストラリアなどの羊毛を厳選して使用。羊毛のふわっふわ、とぅるっとぅるな手触りは、まるで本当に羊をなでているような、そんな錯覚を起こすほど。心から癒されます。

天然の羊毛をそのまま使用しているので、お髭の色や質感、毛量などはひとつひとつ個性があり、どれも唯一無二の愛おしさです。

オーサトムテボッドのオーナー、Asa Gotender（オーサ・ゴタンダー）さん。1993年にスウェーデンのスモーランドでトムテづくりを始めました。

台所のシンクで羊毛を石鹸水でこすり、筋肉痛になりながらも情熱のままに150個のトムテを製作。オーサのトムテは瞬く間にクリスマスマーケットで人気となりました。

オーサトムテボッドのトムテはその時から今もなお、毛を刈るところからフェルトの加工まですべてが手作り。手間を惜しまず、一つ一つ丁寧に、最高品質のトムテを作っています。

ノーム Viktor

Asas Tomtebod（オーサトムテボッド）のトムテにはたくさんの仲間がいます。

こちらは「ノーム Viktor」。帽子も入れるとおよそ25cm（ニットキャップのタイプはおよそ18cm）ぐらいあります。

棚に置いたり、クリスマスツリーの足元に置いたりしてもすてき。

お髭は「ホワイトヘア」「アイスランド」「ゴットランド」の3種類があります。

天然の羊毛を使っているため、おヒゲはひとつひとつ個体差がありますが、手ざわりをひとことで説明するならば、

ホワイトヘアはふわんふわん



アイスランドはふっさふさ



ゴットランドはカーリーでしっとりとぅるっとぅる

そんな手触りです。伝わりますか...？
実際ふれると、毛質のよさが実感できると思います。

ボディは底面までフェルトに覆われていて、置く場所を傷つけない優しいつくり。重りが入っているので倒れてしまうこともありません。

オーサトムテボッドのトムテにはだいたいガールフレンドがいたりしますが、Viktorはまだ子供なのでいません。それでは不憫だということで、妹ができました。Viktoriaと一緒に記念写真をパチリ。

１つだけ飾るもよし、色違いで並べるもよし、妹と一緒に飾るもよし。いやー、悩みますね。

トムテが届いたら

届いたトムテは、真っ暗で窮屈なダンボールの中でげんなりしているかもしれません。

羊毛のお髭は、金グシやペット用のブラシなどで優しくブラッシングしてあげるとふんわりボリュームアップします。

頑固なクセがついている場合は、固く絞ったタオルを当てて湿らせ、その後優しくブラッシングして毛並みを整え、陰干しして自然乾燥させてください。ただし、革の部分まで濡らさないように十分お気をつけください。

曲がった帽子もまっすぐに整えてあげると、ご機嫌さんになってくれるはずです！