乗馬が趣味ならまだしも、普通に暮らしていると馬を見ることってない。
でも、ふれあい動物園みたいな場所で、
間近に馬を見ると目が丸くて可愛いんですよね。
馬って、やさしい性格があふれ出てる気がしませんか？
（馬とのふれあいが少ないので、理想が入っているかもしれませんが）

時代劇で、よくお殿様が馬に乗っていますが、
日本でも昔からなじみ深い動物です。
神社やお寺で願い事をするときに奉納する「絵馬」とか、
干支にも馬がありますね。

むかしむかし、400年ほど前のスウェーデンのダーラナ地方。
北欧では冬の夜が長く、この時間を利用して、
木こりたちがナイフ一本で子供たちにおもちゃとして作っていたのが、
馬の置物 ダーラナホースの始まりです。
当時、馬は農耕には欠かせず、交通手段としても生活の一部として、
とても親しみのある動物でした。

寒い北欧の冬の夜。森の中の小屋。
暖炉の光を頼りにサンタクロースのようなひげを生やした
腕が太い屈強な男が、ナイフ一本で大きな木を器用に削って、
馬のおもちゃを作っている。
木を削る音と枝が燃えるパチパチという音と、たまに動物の鳴き声。
男のそばでは、奥さんと子供たちが幸せな寝息を立てている。
そんな情景が浮かんできます。

当店でご紹介するのは、ダーラナ地方で最も老舗の「グラナス」の
職人さんが手彫りで作った、ダーラナホースです。
なめらかな曲線ではなく、手彫りの線が残こる朴訥なところは、
きっとずっと昔にきこりが作っていたころから、変わらないのでしょう。
のみで削ったようなごつごつとした風合いに職人の手の暖かさを感じ、
手に取ると幸せな気分になります。
今回はペイントなしのそのままです。
ただでさえぽってりして、素朴感のあるフォルムに、木そのままなので、
置くだけでふんわりとした北欧の空気が漂います。

ダーラナホースは幸せを運ぶアイテムとしても有名で、
結婚や出産、引越しのお祝いのプレゼントとしても最適です。
リビングに飾って北欧を演出するのも良いんですが、
玄関は汚くすると運気が逃げるとか聞きます、
だから玄関の飾りとして置くのが良いと思うんです。
出かける時は気分良く出かけて、お客さんを迎える時、気分良く迎えられる。
幸せも運んでくれるし、ダーラナホースが似合うように
玄関を綺麗にする癖もつきそうだし、一石二丁ですね。