美しきデンマークデザイン
- Optimist & Pessimist -

コップの中身は半分きり？
あるいは半分も残ってる？

あまりにも有名な問いかけですが、“まだ”半分もある、と考える人がオプティミスト（楽観主義者）、“もう”半分しかない、と考える人がペシミスト（悲観主義者）というわかりやすい判定法ですね。

そりゃなんとなくやっぱり楽観的な方がいい感じがしますけど、人間そう単純にもいかないですよね。だれでも多かれ少なかれ二つの性質を合わせ持っているだろうし。私も自分で楽観的なところもあると思うしクヨクヨしてる時もやっぱりあります。笑

悲観的なのは言い換えれば慎重で思慮深いとも言えるし、楽観的すぎるのも考えもの。どちらが絶対的にいいということもないと思うんです。

ハンス・ブリングは、相反する性格の二人の同僚からインスピレーションを受けてオプティミストとペシミストをデザインしたんだそう。

素敵なのは、この二つのオブジェが楽観的、悲観的な二つの性格を表現しているだけではないというところ。

頭や手が自由に動かせることにより、悲観的なペシミストを何かアイデアを考えてる風にもできるし、楽観的なオプティミストを若干慎重にさせることもできます。笑

頭をすぽっと抜き（ちょっと固いですけど）手を頭の後ろのほうにまわすとのんびりとした雰囲気にもなります。

ちょっとしたことで、自分の世界観なんていくらでも変えることができるんだ！・・・って、ほんと人間とおんなじですよね。

アーキテクトメイドのものづくり

アーキテクトメイドの作品はとても美しいです。それは熟練工による正確な職人技と、3回にわたるクオリティコントロールをすべて人の手によって行っているから。

小さなパーツまで一つ一つ手で選別し、さらにパーツが組み立てられた際に違和感なく完成形をつくっているか。厳しい目でチェックしています。

アーキテクトメイドの制作風景の動画が公開されています。ぜひ見てほしいです。

私も最初は機械で成型して作ってるのかななんて単純に思ってたんですけど、動画を見て噴きました。いえ、もちろん機械は使っているんですけど最後はもうほとんど手です。手ですねこれは。手の感覚のみ。職人さんって・・・ほんとにすごいです。